明日にゃ明日の風ふくさ



―…ざわ…っ―


いきなり周りが騒がしくなった。


「な、何!?」


見ると中央らへんに人が集まっている。


「何かあったのかな?」


私たちが不思議に思ってると…


「あの子、4組だって」
「よかった。私8組」
「まぢ何でこの学校来たんだよ」


近くにいる子のひそひそ話が聞こえて来た。


あの子って誰…?


私はもう一度、人盛りが出来ている方に目をやった。


よく見ると、人が集まっている中心に、1人の女の子がいた。


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