*SWEET LESSON*
「橋田先生…でしたっけ。さなとはどういう関係ですか?」
いやいや!その入り方はおかしいだろぉぉ!!!
「んー…。親にもあいさつした仲?」
橋田センセー!なんっっっつーブラックジョークを!
そりゃ三者面談とかで挨拶くらいはしたけれどもッ!
「そう言う君は何者かな?」
「俺はさなのか…」
「い…いとこですッ!!」
ギリギリで言ってやったぞ!!
ぎろりと睨む大和は出来るだけ見ないようにした。
「ふーん?」
そんなに似てないね
スペシャルセットにガブリとかぶりつきながら、先生はモゴモゴと言う。
「そんな事より!!えーっと…先生、スペシャルセットなんて随分リッチじゃん!セットだと1500円はするのに」
うう。ちょっと無茶ぶり過ぎたかな…
でも、先生は不思議がる素振りも見せずに 誘導通りに話題から反れてくれた。
「良いんだよ、たまには。
…そう言えば、お前も好きだったよな これ」
へらへら笑いがぴたりと止まるのが自分でも分った。