*SWEET LESSON*
「ちょっと!!柳瀬さんまでソッチの道に引きずり込まないでもらえるッ!?」
ただでさえあたしの周りは男好きの男が沢山いるのに!
「何?嫉妬?」
「ち…違うよ!!」
「いーや、違わないね。ライバルが増えるのが怖いんだろ?」
ニヤニヤしやがって…!!
そりゃぁ、大和を狙ってるのが女だけじゃないって気付いてるけどさ
でもその数を増やしたくはないんだよ!
…って、これは嫉妬なのか…?
あたしが困惑している間に、大和は立ち上がり
その長い足を動かして あっという間にあたしの目の前に来た。
そして長い指をあたしの顎にそっと添え
ついっ と顔を上げながら…
「かーわいっ♪…ギャラリー有りのキスも…たまにはいいと思わない?」
なんてとんでもない事をッ!!
「な…ッ/////!!!!」
慌てふためいたのはあたしだけじゃ無かった。
「止めてくれよ!?お前らが良くても俺はそんな趣味無い!!
…しかも失恋した後によくそんな事する気になるよなー!!」
顔を真っ赤にしながらキャーキャー言う柳瀬さんの姿は
何故か薫ちゃんを思い出させた。