*SWEET LESSON*
「羨ましい…。
男でも惚れるね。俺の事は気にせずよろしくやってくれ…」
言いながらテレビを点け、ワイドショーを見始めた。
「………それとも帰った方がいいか?その方が…その…色々と…」
「良くなぁーーーい!!」
セクハラで訴えるぞコラ!!
「そうだな、今はまだ帰らないでくれた方が良いかもしれない」
!!
いつの間に戻って来ていたのだろう。
振り向くと、大和が暗い顔をして立っていた。
「どういう事?」
「………」
?何?明らかに先ほどとは違う真剣な表情…
そして差し出された一本のバラ…
「?それ、どうしたの?」
「家の前に置いてあった」
「何ソレ、悪戯かなんか?それとも大和のファンだったりして…」
「…お前だよ」
……え?
「忘れたか?あの手紙の内容を」