*SWEET LESSON*
*Three*
「なぁーにこそこそやってんだ?
俺に言えない事でもしてたのかな?」
にこにこ にこにこ
「そんな事は…ッ!!」
その悪魔な笑顔で近づいてこないで欲しいです!!
「そうなの?へぇー…
じゃぁさ、取り合えずその触れてる部分を切りはなしちゃっていいかな?」
は!!
そう言えばまだ頭の上に国枝君の手がッ
「あ、わりぃ」
結構のんきな顔で手をどかしましたね!
でも、ご協力感謝する!!
ねぇ。ほら、どけたよ!?だから怒らないで!
と、嘆願する勢いで見つめると
「……残念」
ポツリと聞こえたおっそろしい言葉ーーー!!!!
何?もしかして本気で“切りはなす”つもりだったわけですかーーー!?
「あッ…あのねッ!?あたしたちは別にやましい事なんか…」
「じゃあなんでボディータッチなんかしてるんだよ」
なんで…?
「何でと言われましても…そのッ…」
良い説明が思いつかないんです!!
「…頭にハエが止まってた…トカ?」
ええーー!?まさかの疑問形ッ!!あんたねぇ、弁解するなら本気でしなさいよ!
ほらっ
大和の怒りが頂点をとおりこして…
ッて。
何故かなんのリアクションも無いんですけどー!?