*SWEET LESSON*
受け取りながら
「何コレ」
と、聞いてみたのだけれど
「あっ!まだ開けちゃだめよッ??大和君と二人で見て欲しいのっ。
あたしからのクリスマスプレゼント♪」
ちゅっ って、ウインクしながら投げキッスを…ッ!!!
「…………それだけ?」
「そうよぉ~~」
クネクネするな!!!
…取り合えず、バッグにブツを詰め込む。
薫ちゃんはその様子をじぃぃっと見つめていたかと思うと
「今日は大和君と過ごすんでしょ??」
って!!!
……うぅッ 今一番のあたしの傷をッ
「…わ…ない」
ぼそり
聞こえてないのは分かってたけど、じゃぁ、と言って去ろうとしたんだけれど
「何 だ っ て ?」
逃げるなとその瞳が仰ってますぅぅ!!!
「誘われてないッ!!何か文句ある!?」
逆切れも良い所だ。薫ちゃんに八つ当たりしてどうするあたしッ!!
それなのに薫ちゃんは
怒るどころか、あたしを可哀想なものを見る目で見つめてきて
「そう…可哀想に…」
口でも言ったぁぁァ!!!!