*SWEET LESSON*



頭を深く下げ、そして



カナトの顔を見ることなく部屋を飛び出す。



今すぐ逢いたい…



君に…



大和に…!!









……あたしが飛び出して行ったあと


しん とする部屋に響いた言葉…



「惹かれていたのにな…」



そっと唇に触れる彼の



その寂しげな声を、表情を




あたしは知らない。













< 322 / 365 >

この作品をシェア

pagetop