*SWEET LESSON*
なッがーーーいため息の後、柳瀬さんがやれやれと言った感じで口を開いた。
「……だとよ、安本センセー。首がつながってよかったな」
「ハァァァ……」
後ろからもため息が。
どうせ幼稚な罰しか考えられませんよ。あたしには。
「そんな事でいいのなら…何でもやります!
罪を償わせて下さい!!」
安本さんは
ありがとうございます! と、小汚い地面に頭を付けた。
「あーあー。バカっぽいことしか思い浮かばないのな、お前は」
「良いんです!他の先生方にバレるわけにはいかないでしょ?」
もし下手にキツいことでもさせてしまったら、あたしだけでなくアキラ君にまで迷惑がかかるもん。
ちょっと拗ねてみると、大和が耳元で
「バカだな…。
だけど、さなのそーいう所、好きだよ」
なんて囁くもんだから!!
顔が真っ赤になったじゃないか!!
良かった、他の二人に見られてなくて…。