*SWEET LESSON*



「こら、暴れるな」



暴れなきゃ手がどうなるか、あたしにだって分かってるんだから!!


「ギャッ!!」


腕を膝で抑えつけやがった!!!


「いったぁいッ!!踏んでる!!」


「しょうがないだろ。大人しくしてたら痛くしなかったのに、なっっ!!と。」


ギュウッ。


ネクタイによって自由を奪われたあたしの両手…


何だかイヤラシイ光景に赤面する。



「…何想像してる?顔が」


紅いぞ



耳元で息を吹きかけられながら囁かれる。


どうしよう、あたし 変だ。



嫌だったはずなのに、こんなに期待してるなんて…


「ヤラシいな、さなは」


「―――ッ///!!」



自分でも思っていたことを大和に言われて、心臓が破裂しそうなくらいバクバクした。


「お仕置き、始めちゃうよ…?」



ニヤリと口角を釣り上げて顔を近づけてきた。



ソレを目撃したのを最後に、あたしは目を瞑って



この後来るはずの 甘美に酔う覚悟をした…。






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