あなたがいてあなたといて【短編】
「おっはよーん♪」
「おはよ…」
次の日、学校に行くとやけにハイなまーやが話しかけてきた。
あたしは、それどころじゃなくて暗めの挨拶。
そんなあたしを、まーやが指摘しないわけがなく弾丸トークが始まった。
「あらら?どうしたのよ?元気ないじゃない…あ!さては恋の病ねぇ?ったく、昨日ちゃんと聞いていればよかったんじゃないの?」
しかも、言っていることがすべて当たっている。
確かに、昨日聞いていればこんなに悩むこともなかったと思う。
でも、やっぱり聞けるわけないよね…?