最低な君が好き!
「言わない」























『・・・・・・そっか。
なんかあたし
押し付けがましいかな・・』











「ううん。
あたしこそ、話してスッキリするのは自分だけなのに・・・・・・・
自己チューだね」













『そんな事ないよ・・・・・』


















断言したいのに、
それができない自分がムカついた。





















その時



《〜〜〜♪〜♪》


静かな中庭に、
着うたが鳴り響いた。







『ごめん。
あたしだ』




「うん」
















From:麻由
Sub:
―――――――
今どこ
あたし達は
校門にいるぞw
早くこい







『やっば!!』











「どうしたの?」















『麻由と・・・・・・・ナミ。
おいて来ちゃったね?』








「あ。
忘れてた!」










『・・・・・・・行く?』















「・・・・・うん」









Dear:麻由
Sub:Re:
―――――――
ごめん
今から行くね











『じゃあ、
行こっ!』








「・・・・うんっ」






















秘密を抱えたまま、
麻由とナミの元へ向かった。


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