最低な君が好き!




『いいのっ!
約束は約束!』














30分後。







『行ってきまーす』









あたしは元気に家を出た。
夏休み始まって、久しぶりに出た外にワクワクしていた。









夏維の家までは、約5分。
あたしはスキップしながら、向かった。

























ピンポーン♪








ガチャッ



「はいはー・・・・
あっ。由魅ちゃん!」





夏維の、お母さんが出た。







『こんにちはっ♪
夏維は?』







「寝てるわよ?」



















『は?マジで?』













「なんか、約束あった?」













『・・・・・ちょっとね。
上がっていい?』









「どうぞ。
ごめんね?まったく、あの子は・・」









『ううん!
大丈夫だよー♪』








「じゃあ、おばちゃん買い物行ってくるから
またね」







『行ってらっしゃーい♪』









バタン。












夏維のお母さんは、買い物。
夏維のお父さんは、仕事。
夏維は一人っ子で、家には今あたし以外誰もいない。












これって・・・・・











奴に制裁を下すチャンスですよね!!






あたしは、夏維の部屋まで荒々しい足どりで向かった。


< 21 / 80 >

この作品をシェア

pagetop