最低な君が好き!
『いえいえ
いいですよ!
つか、ふーく!着ろ!』
「んだよー
照れてんの?
カワイイ奴!」
『はぁ・・・
なら裸で行く?』
「行かねーけどっ」
夏維は、あたしの頭をくしゃくしゃして、上にあがって行った。
『あー
もう!
せっかくセットしたのにっ
アホっ』
あたしは髪をてぐしで直しながら、夏維に文句を言った。
夏維の準備もできて、
あたし達は街に出た。
『どっこ行くー♪』
「決めていーよ」
『希望なし!?
誘ったのはあたしだしー
せめて行き先だけは、
夏維に合わせよーかなー
って思ってたのに』
「ふぅん・・・
どこでもいいよ」
『元気ないねー
どしたのー?
彼女とケンカしたから?』
「あー
さっき別れようってメールきて」
『えっ』