最低な君が好き!
「・・・・なに?」
『いえ・・・・・
別に』
「なに遠慮してんだよー?」
夏維は、笑いながら言った。
『えー・・・と
ショックじゃないの?』
「べっつにー?
これがフラれんの初めてってわけじゃねーし?」
『そーだけどさァ・・
フラれたのって、果奈ちゃん?』
「うん」
『ふーん・・』
「そっけな!
慰めの言葉はねーの?」
『・・・・結構、長く付き合ってたのにね』
「おう!
八ヶ月だっけー?
最高記録かもしんねー!」
『記録ってアンタ・・・』
「だー!!
もういいから!
お前、
何か食べたくねーの?」
『・・・・クレープ!』
「はいはい。
じゃ、行くぞ」
『・・・・ん』
あたし達は、クレープ屋に向かった。