最低な君が好き!
「何があった?
お兄様が聞いてやるよ」
でた。
亜由の気まぐれ相談室。
(真面目に考えもしないくせに
機嫌がいい時だけ
聞くんだから)
そう思いつつ
話してみた。
『ナミの彼氏が
愛に告ったんだよね。
愛はフッたんだけど・・・』
「んー」
亜由が
軽く相槌をうつ。
『それで
愛があたしに
ナミに話すべきか相談してきて・・・・
愛は話すって言ってたけど
あたしは話さないほうがいい
って言ったんだ』
「なんで?」
『だって・・・
《ナミー!大祐君が愛に告白したよー》
なんて話したら・・・
愛とナミと大祐君。
気まづくなるし』
「なるほどな!なるほどな!
なるほどなるほど
なるほどな!」
『・・・バカにしてんの?』
「ったく!
意味わかんねー」
『なにがよ』