最低な君が好き!
『もう!
あたしは本気・・・』




キーンコーンカーンコーン











「あ!チャイムだ!
さっ、行こう?」













『・・うん』









「ベタなタイミングだね」





愛は、
そう言って笑った。












「由魅!
はーやーく!」





『はーい』















あたしはずっと心の中で
《本気だよね・・?》
と、繰り返していた。


















教室。



由魅は教室に戻ってから、
如月の横顔を
熱視線で見つめていた。






(くゥ〜あっこうィ〜〜〜★)



カッコイイ。
と言っている。

さっきの悩みも忘れ、
ポジティブな由魅。













「あー!もう!
なんだよ!?
さっきからこっち見て!」




『みっ・・・・
見てないもーん』









あたしは
急いで否定した。












『天気・・・・いいね?
・・・・・アハ・・』


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