真面目なあたしは悪MANに恋をする
親友に裏切られるなんて
「あれ、茉莉(まり)は?」
あたしの声に、今まで盛り上がっていたクリスマスパーティが一気に冷え切った
え?
どうして?
何でみんなあたしから視線をそらすの?
短大保育科メンバーで集まって、12月24日に食堂を借り切ってパーティをした
仲の良いメンバー9人で、紙コップにカクテルやビール、シャンパンなどを注いで、飲んでいる
つまみはテーブルの上に紙皿に簡素に乗っている
テーブルを囲んで、立っている仲の良いメンバー7人が暗い顔をしていた
まるで誰かの葬式かのように
下を向いて、誰もあたしを見ようとしない
あたしもみんなにつられて、テーブルに視線を落とした
なんで?
あたし、聞いちゃいけないこと言ったかな?
茉莉の姿が見えないから、聞いただけなのに
「と、トイレかな?」
知美がぼそっと呟いた
声が微かに震えているのがあたしでもわかった
「そうだよ! トイレじゃないの?」
亮子も知美の言葉が救いであるかのように、大きな声で口を開いた
「……駄目だよ。こういうのって、よくないと思う」
あたしと一番、仲良くしているナツがぼそっと呟くと顔をあげた
あたしの声に、今まで盛り上がっていたクリスマスパーティが一気に冷え切った
え?
どうして?
何でみんなあたしから視線をそらすの?
短大保育科メンバーで集まって、12月24日に食堂を借り切ってパーティをした
仲の良いメンバー9人で、紙コップにカクテルやビール、シャンパンなどを注いで、飲んでいる
つまみはテーブルの上に紙皿に簡素に乗っている
テーブルを囲んで、立っている仲の良いメンバー7人が暗い顔をしていた
まるで誰かの葬式かのように
下を向いて、誰もあたしを見ようとしない
あたしもみんなにつられて、テーブルに視線を落とした
なんで?
あたし、聞いちゃいけないこと言ったかな?
茉莉の姿が見えないから、聞いただけなのに
「と、トイレかな?」
知美がぼそっと呟いた
声が微かに震えているのがあたしでもわかった
「そうだよ! トイレじゃないの?」
亮子も知美の言葉が救いであるかのように、大きな声で口を開いた
「……駄目だよ。こういうのって、よくないと思う」
あたしと一番、仲良くしているナツがぼそっと呟くと顔をあげた
< 1 / 438 >