真面目なあたしは悪MANに恋をする
年末は友人関係も大掃除!?
12月31日の朝に、携帯がけたたましく鳴った
「葉南、鳴ってるよぉ」
ナツの眠そうな声とともに、身体が揺れた
「ふわぁ…眠いよぉ」
あたしはコタツの中に潜りながらも、手だけでテーブルの上にあるであろう携帯を探す
バンバンと手とテーブルがぶつかる音が聞こえるものの、なかなか携帯が見つからない
「はい、葉南!」
あたしの手の中に携帯を置いてくれたのは、茉莉だった
「あ…ありがと」
あたしはぎこちない笑みで、茉莉を見てから、携帯の液晶に目をやった
『とんかつ膳』
あ…バイト先からだ
どうしたんだろう
あたしはこたつからもぞもぞと上半身を出すと、携帯を耳にあてた
「…はい?」
『片岡です』
「は…はいっ!」
あたしは必要以上に大きな声をあげた
テレビ電話でもないのに、きちんと座って、寝癖で乱れている髪を片手で抑え込んでみる
「葉南、鳴ってるよぉ」
ナツの眠そうな声とともに、身体が揺れた
「ふわぁ…眠いよぉ」
あたしはコタツの中に潜りながらも、手だけでテーブルの上にあるであろう携帯を探す
バンバンと手とテーブルがぶつかる音が聞こえるものの、なかなか携帯が見つからない
「はい、葉南!」
あたしの手の中に携帯を置いてくれたのは、茉莉だった
「あ…ありがと」
あたしはぎこちない笑みで、茉莉を見てから、携帯の液晶に目をやった
『とんかつ膳』
あ…バイト先からだ
どうしたんだろう
あたしはこたつからもぞもぞと上半身を出すと、携帯を耳にあてた
「…はい?」
『片岡です』
「は…はいっ!」
あたしは必要以上に大きな声をあげた
テレビ電話でもないのに、きちんと座って、寝癖で乱れている髪を片手で抑え込んでみる