真面目なあたしは悪MANに恋をする
「茉莉の言葉を信じてる人がいるんだね?」

『まだみんなと連絡をとったわけじゃないからわからないけど…茉莉を信じてしまう子はいるかも』

「そっかぁ」

『ねえ、何があったの?』

こんなことになったんだもん

ナツになら、話してもいいよね?

ナツは信頼できる

高校の頃からの友達で、友人を裏切るような性格じゃないってわかってる

この気持ちを一人で抱えるには、辛すぎるよ

ナツには全てを話した

25日に起きたこと

寺島君が嘘をついていたこと

赤族の族長が、バイト先にいてその人が寺島君たちから守ってくれたこと

茉莉が寺島君と連絡が取れなくなり、もしかしたら妊娠しているかもしれないこと

あと族長である片岡君と、ついさっき付き合うって決めたのもナツに話した

『初カレだね! おめでとう』

「うーん、でも茉莉のメールで嬉しい気持ちは吹き飛んだよ」
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