真面目なあたしは悪MANに恋をする
高笑いをしてたの…ちょっと覚えてる
茉莉の顔には憎しみの中に、嬉しい表情があった
あたし、茉莉にあんなに憎まれてるなんて知らなかったよ
病室のドアがゆっくりと開くと、携帯をズボンのポケットにねじ込みながら入ってきた片岡君と目が合った
「やっぱ、透理のほうが近くにいたよ。あと5分もすれば到着するって」
「え? 5分?」
あたしは驚いて声をあげた
「近くに知り合いの家があるらしくて、最近は仕事帰りにそこに通ってるんですよね」
『知り合い』?
彼女とかじゃないの?
あたしが首を傾げると、片岡君はにこっと微笑むだけでそれ以上の説明はしてくれなかった
「ね、どうして葉南に告白したの?」
「えっ?」
知美の突然の質問に、片岡君の動きがぴたっと止まった
「だって告白したんでしょ? 何か気になるところがあるから、好きになって、告白したんでしょ? どこ?」
知美はまた目を輝かせると、片岡君の顔を見た
片岡君は頬を赤らめると、手を後ろにして首を掻いた
「まいったな」
茉莉の顔には憎しみの中に、嬉しい表情があった
あたし、茉莉にあんなに憎まれてるなんて知らなかったよ
病室のドアがゆっくりと開くと、携帯をズボンのポケットにねじ込みながら入ってきた片岡君と目が合った
「やっぱ、透理のほうが近くにいたよ。あと5分もすれば到着するって」
「え? 5分?」
あたしは驚いて声をあげた
「近くに知り合いの家があるらしくて、最近は仕事帰りにそこに通ってるんですよね」
『知り合い』?
彼女とかじゃないの?
あたしが首を傾げると、片岡君はにこっと微笑むだけでそれ以上の説明はしてくれなかった
「ね、どうして葉南に告白したの?」
「えっ?」
知美の突然の質問に、片岡君の動きがぴたっと止まった
「だって告白したんでしょ? 何か気になるところがあるから、好きになって、告白したんでしょ? どこ?」
知美はまた目を輝かせると、片岡君の顔を見た
片岡君は頬を赤らめると、手を後ろにして首を掻いた
「まいったな」