真面目なあたしは悪MANに恋をする
「ほら、高校生!」
「一生懸命なところです。2つ以上のことを同時にやると、大抵何か忘れモノをしてるんですけどね」
片岡君が、肩をすくめて笑った
「ひどっ! たまに…忘れるだけだよ」
「あー、そうそう葉南って忘れ物をするよねえ」
知美が頷いた
「知美まで…」
あたしは頬を膨らませて、「ふん」と言うと、みんなで顔を見合せて笑った
ガラガラと、病室のドアがまた開くとナツが紙袋を持っていた
「とりあえず1日分だけ、貰えたよ。あとはあまり頭痛が続くようなら、精密検査を受けて欲しいって言ってた」
ナツは棚の上に置いてあるあたしの鞄に、紙袋をポンと乗せた
「ありがとう」
「ううん」
ナツは笑顔で首を振る
「んじゃあ、うちらはここら辺で!」
知美が片手をあげると、みんながすっと立ち上がった
丸椅子が四つ、空席になると、知美、ナツ、涼子、彩音が手を振って病室を後にした
「一生懸命なところです。2つ以上のことを同時にやると、大抵何か忘れモノをしてるんですけどね」
片岡君が、肩をすくめて笑った
「ひどっ! たまに…忘れるだけだよ」
「あー、そうそう葉南って忘れ物をするよねえ」
知美が頷いた
「知美まで…」
あたしは頬を膨らませて、「ふん」と言うと、みんなで顔を見合せて笑った
ガラガラと、病室のドアがまた開くとナツが紙袋を持っていた
「とりあえず1日分だけ、貰えたよ。あとはあまり頭痛が続くようなら、精密検査を受けて欲しいって言ってた」
ナツは棚の上に置いてあるあたしの鞄に、紙袋をポンと乗せた
「ありがとう」
「ううん」
ナツは笑顔で首を振る
「んじゃあ、うちらはここら辺で!」
知美が片手をあげると、みんながすっと立ち上がった
丸椅子が四つ、空席になると、知美、ナツ、涼子、彩音が手を振って病室を後にした