真面目なあたしは悪MANに恋をする
「酷い? 酷いのはケンの女の趣味だよ。この女のどこがいいわけ? 馬鹿丸出しの格好だしさ。未成年のくせに煙草にビールだよ? 将来、子どもを産む気がない証拠だよね。自分を大切にできない女って、嫌いなんだよ。見ていて腹が立つ」
「マサ、言い過ぎだぞぉ。どうした?」
透理さんも立ち上がると、マサ君の前で膝をついた
マサ君は舌打ちをすると、立ちあがって茉莉を睨んだ
「最低な女は、最低な行いしかできないんだ。考え方も最低だしね。ほんとに最悪だよ」
マサ君は、透理さんとケンケンの間と通って、部屋を出て行った
「ちょ…待てよ!」
ケンケンが、茉莉のことを気にもせずに飛び出していった
「困ったねえ。マサがあんなに怒るとは…」
透理さんが肩をすくめて、息を吐き出すと茉莉の隣に座った
あたしは、片岡君から離れると、片岡君の隣に座って、茉莉と透理さんを見つめる
茉莉は手をぎゅっと握りしめたまま、下を向いていた
「僕たちも行こう」
片岡君は立ち上がると、あたしの手を掴んで歩きだした
あたしは慌てて立ち上がり、茉莉に振り返るけど、茉莉は微動だにせずにじっとしていた
「マサ、言い過ぎだぞぉ。どうした?」
透理さんも立ち上がると、マサ君の前で膝をついた
マサ君は舌打ちをすると、立ちあがって茉莉を睨んだ
「最低な女は、最低な行いしかできないんだ。考え方も最低だしね。ほんとに最悪だよ」
マサ君は、透理さんとケンケンの間と通って、部屋を出て行った
「ちょ…待てよ!」
ケンケンが、茉莉のことを気にもせずに飛び出していった
「困ったねえ。マサがあんなに怒るとは…」
透理さんが肩をすくめて、息を吐き出すと茉莉の隣に座った
あたしは、片岡君から離れると、片岡君の隣に座って、茉莉と透理さんを見つめる
茉莉は手をぎゅっと握りしめたまま、下を向いていた
「僕たちも行こう」
片岡君は立ち上がると、あたしの手を掴んで歩きだした
あたしは慌てて立ち上がり、茉莉に振り返るけど、茉莉は微動だにせずにじっとしていた