真面目なあたしは悪MANに恋をする
俺のせい…か

俺が茉莉の心を追い詰めたんだ

「ごめん。でも大切してよ、茉莉の身体」

「貴方が私を必要としてくれるなら……」

「『貴方』じゃなくて、『マサ』って呼んでよ」

「名前聞いてないもの」

「そっか。俺は、飯山雅史だよ」

「私は宮川茉莉」

「うん、知ってる」

俺たちはほほ笑みあった

そっか…名前、言ってなかったね

俺は椅子から尻を浮かすと、茉莉の口にキスをした

「もっと」

茉莉が目を開けて俺の手を引っ張った

「怪我人でしょ?」

「口は怪我してないんだけど」

「わかったよ」

僕は茉莉と、唇を重ねた

さっきよりは少し長めに触れ合うと、俺は顔を離した

「もっと」

「え?」

「もっとキスをして」

「キスだけじゃ、済まなくなりそうで怖いんだけど」

「それでもいいいから」

茉莉の手が俺の首に巻きついた

「ちょ…ちょっと待ってよ。身体を大切にしてって言ったばっかなのに!」

「マサが大切にしてくれるんでしょ?」

「ええ? それってアリ?」

「嫌ならいい。すぐに帰って、ケンを呼んできて!」

「んもうっ!」

俺は茉莉のベッドに足を乗せると、舌を絡ませてキスをした

俺はもしかしたら、どんでもない女に惚れてしまったのかもしれない
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