真面目なあたしは悪MANに恋をする
「茉莉、どこに行っちゃったのかな?」
「さあ。親が捜索願を出したんでしょ?」
「うん…って茉莉の家に電話したときに言ってたよ。茉莉用に作っておいた通帳を持って、出て行っちゃったって。全額、引きだされてて…足取りはつかめないらしいよ」
あたしの言葉にマサ君が頷いた
「お金を持って出ていったなら、平気でしょ」
マサ君が小包の梱包されていた紙を丸めると、ゴミ箱に捨てた
「平気かな?」
「だって死ぬ気じゃない。どこかで生きようとしている証拠だし。自分から、消えたんだから。こっちから無闇に探す必要はないよね? こっちから探す手がかりも、ないしね。ここに携帯があるんじゃ…。探そうと思えば、できなくはないけど」
マサ君が言葉を止めると、視線を遠くにした
「便利屋に依頼してくれないと…ね」
マサ君が、にこっと作り笑いを作った
「ええ? そこで営業しないでよ!」
「大丈夫でしょ。もう茉莉は、真面目だからさ」
マサ君は立ち上がると、ファイルが置いてある本棚に向かった
「さあ。親が捜索願を出したんでしょ?」
「うん…って茉莉の家に電話したときに言ってたよ。茉莉用に作っておいた通帳を持って、出て行っちゃったって。全額、引きだされてて…足取りはつかめないらしいよ」
あたしの言葉にマサ君が頷いた
「お金を持って出ていったなら、平気でしょ」
マサ君が小包の梱包されていた紙を丸めると、ゴミ箱に捨てた
「平気かな?」
「だって死ぬ気じゃない。どこかで生きようとしている証拠だし。自分から、消えたんだから。こっちから無闇に探す必要はないよね? こっちから探す手がかりも、ないしね。ここに携帯があるんじゃ…。探そうと思えば、できなくはないけど」
マサ君が言葉を止めると、視線を遠くにした
「便利屋に依頼してくれないと…ね」
マサ君が、にこっと作り笑いを作った
「ええ? そこで営業しないでよ!」
「大丈夫でしょ。もう茉莉は、真面目だからさ」
マサ君は立ち上がると、ファイルが置いてある本棚に向かった