真面目なあたしは悪MANに恋をする
11時50分に、あたしはとんかつ屋のキッチンの前に立った
今日も楽しくバイトしようっと
「おはようございまーす!」
重い扉を開けると明るい声で、キッチンに足を踏み入れた
全身白いコック服に身を包んでいる片岡君がぺこっと頭を下げてきた
「おはようございます」
落ち着いた声で、挨拶をするとすぐに油の中に視線を落とした
じゅーっと肉があがっている音がする
美味しそうな音だ
いつもの片岡君だ
すらっと伸びた手足で、とんかつを揚げる
汚れ一つ見当たらないような真っ白なコック服に、赤いスカーフを首元に巻いている
ボタンは一番上まできっちりと止めて、髪が食材に入らないように、しっかりと白の帽子かぶっていた
「食器、お願いします」
汚れた皿が積み上がった箇所に片岡君がちらっと視線を動かした
「はい、畏まりました」
あたしは流しの前に立つと、皿を底の深い流しにどんどんと入れていく
洗剤をたっぷりとつけると、油がついた皿を一枚ずつ綺麗に洗っていった
今日も楽しくバイトしようっと
「おはようございまーす!」
重い扉を開けると明るい声で、キッチンに足を踏み入れた
全身白いコック服に身を包んでいる片岡君がぺこっと頭を下げてきた
「おはようございます」
落ち着いた声で、挨拶をするとすぐに油の中に視線を落とした
じゅーっと肉があがっている音がする
美味しそうな音だ
いつもの片岡君だ
すらっと伸びた手足で、とんかつを揚げる
汚れ一つ見当たらないような真っ白なコック服に、赤いスカーフを首元に巻いている
ボタンは一番上まできっちりと止めて、髪が食材に入らないように、しっかりと白の帽子かぶっていた
「食器、お願いします」
汚れた皿が積み上がった箇所に片岡君がちらっと視線を動かした
「はい、畏まりました」
あたしは流しの前に立つと、皿を底の深い流しにどんどんと入れていく
洗剤をたっぷりとつけると、油がついた皿を一枚ずつ綺麗に洗っていった