真面目なあたしは悪MANに恋をする
「仲直り?」
私が聞き直すと、マサが大きく頷く
「そう。俺も『付き合ってない』とか言って、強がってた。ごめん。本当はさ、嫌だったんだ。茉莉が、男がいるような場所に行くのが。だから苛々してた」
マサが店員さんから、包んでもらった服を手に取ると、私に差し出してくれる
「ありがとう」
「俺、茉莉のこと好きだから。茉莉以外はいらないんだ。だから他の女に告られても、嬉しくないし、正直面倒くさい。仕事の売上とかの関係で、お茶とかするけど、俺にとってら何でもない。何の感情も湧かないんだ」
私はマサの言葉を聞きながら、店を出る
「うん。続きは家に帰ってからにしよう。休憩時間、大丈夫?」
「え…あ、そっか」
マサが私の腕を掴むと、手首についている赤い腕時計で時間を確認していた
「そろそろ戻らないと」
「バイト、頑張ってね」
「ああ、ありがと。じゃあね」
マサは傷のある腕を振ると、小走りでエスカレターに向かった
その背中を見送ってから、私は背を向けて歩き出した
私が聞き直すと、マサが大きく頷く
「そう。俺も『付き合ってない』とか言って、強がってた。ごめん。本当はさ、嫌だったんだ。茉莉が、男がいるような場所に行くのが。だから苛々してた」
マサが店員さんから、包んでもらった服を手に取ると、私に差し出してくれる
「ありがとう」
「俺、茉莉のこと好きだから。茉莉以外はいらないんだ。だから他の女に告られても、嬉しくないし、正直面倒くさい。仕事の売上とかの関係で、お茶とかするけど、俺にとってら何でもない。何の感情も湧かないんだ」
私はマサの言葉を聞きながら、店を出る
「うん。続きは家に帰ってからにしよう。休憩時間、大丈夫?」
「え…あ、そっか」
マサが私の腕を掴むと、手首についている赤い腕時計で時間を確認していた
「そろそろ戻らないと」
「バイト、頑張ってね」
「ああ、ありがと。じゃあね」
マサは傷のある腕を振ると、小走りでエスカレターに向かった
その背中を見送ってから、私は背を向けて歩き出した