真面目なあたしは悪MANに恋をする
・プチ同窓会
7月15日
都内の飲み屋で、高3のクラスメートが集まって同窓会をやることになった
俺も鈴菜も、参加する
卒業してからたった4か月しか過ぎていないのに、誰もがすっかり雰囲気がかわっていた
髪を染めたり、ピアスをあけたり、タトゥーを入れている者もいた
俺たちは、二人で電車に乗ってどこかに出かけるというのは初めての経験だった
大学が終わってから一度家に帰り、着替えてから、鈴菜と一緒に出かけた
約束通り、ワンピースの首元から見えるか見えないかのきわどい位置にキスマークをつけた
鈴菜は嬉しそうな顔しながら、頬を赤く染めていた
店内は飲み屋にしては比較的明るかった
小さい飲み屋を借り切りして、連絡がついて予定のあいてる十数人が集まった
「本当に、付き合ってるんだあ」
店に入るなり、誰かれともなくみんなにそう声をかけられる
繋いでいる手を離すと、俺は男子の輪の中へ
鈴菜は女子の輪の中へと離れていった
「一緒に住んでるってマジ?」
高校のときはたいして口も聞いたことのないような男に、肩を掴まれて質問される
「ん。住んでるよ」
「アパート?」
「いや。俺の家。親と同居してるよ」
「マジで。もしかして、結婚間近とか?」
「どうかな?」
俺は首をかしげた
俺は鈴菜と結婚をしてもいいと思ってる
でも鈴菜はどうだろう?
こんな俺でいいのか? 不安になる
都内の飲み屋で、高3のクラスメートが集まって同窓会をやることになった
俺も鈴菜も、参加する
卒業してからたった4か月しか過ぎていないのに、誰もがすっかり雰囲気がかわっていた
髪を染めたり、ピアスをあけたり、タトゥーを入れている者もいた
俺たちは、二人で電車に乗ってどこかに出かけるというのは初めての経験だった
大学が終わってから一度家に帰り、着替えてから、鈴菜と一緒に出かけた
約束通り、ワンピースの首元から見えるか見えないかのきわどい位置にキスマークをつけた
鈴菜は嬉しそうな顔しながら、頬を赤く染めていた
店内は飲み屋にしては比較的明るかった
小さい飲み屋を借り切りして、連絡がついて予定のあいてる十数人が集まった
「本当に、付き合ってるんだあ」
店に入るなり、誰かれともなくみんなにそう声をかけられる
繋いでいる手を離すと、俺は男子の輪の中へ
鈴菜は女子の輪の中へと離れていった
「一緒に住んでるってマジ?」
高校のときはたいして口も聞いたことのないような男に、肩を掴まれて質問される
「ん。住んでるよ」
「アパート?」
「いや。俺の家。親と同居してるよ」
「マジで。もしかして、結婚間近とか?」
「どうかな?」
俺は首をかしげた
俺は鈴菜と結婚をしてもいいと思ってる
でも鈴菜はどうだろう?
こんな俺でいいのか? 不安になる