真面目なあたしは悪MANに恋をする
「母の店の手伝いをしてくれてるんだから、それで十分だよ」

俺は鈴菜の肩を抱きしめた

「でも…」

「いいって。気にするなって。俺が好きでバイトをしているんだからさ。鈴菜がいいなら、俺たち結婚しようか」

鈴菜が足をとめて、俺の顔を見上げた

「え? …いいの?」

「もちろん。だって俺、鈴菜がいいから」

「ありがとう。嬉しいよ…ってやっぱり、私はバイトをするよ」

「じゃあ、男が集まらないようなところで」

俺が笑って言うと、鈴菜が肩を揺らして苦笑した

「頑張って探してみるね」

「幸せにするから」

「うん。一緒に幸せになろうね!」

俺と鈴菜は夜の歩道で、キスをした

絶対に、父親のような生活にはしたくない

今なら、ならない自信が俺にはあった

鈴菜となら、絶対に幸せな家庭になると信じられる俺がいる






【番外編】Call my name 終わり
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