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話し終える頃には…
麻帆は嗚咽を吐くくらい涙を流した。




「嘘…っく…じゃない、よね?」
「うん。俺は麻帆の傍にいる」
「うぅ…比呂くん」




麻帆をそっと抱きしめ…。




「麻帆がスキだ」



と呟いた。
麻帆は首を縦に何回も振った。





――――――――――――

――――――――

――――





「今日はゆっくり寝ろ」
「うん!」
「じゃ…明日来れたら来いよ」
「はぁい」




いつもの麻帆に戻り、
俺は麻帆の頬にキスを落とした。




真っ暗で表情は見えなかったけど、
きっと真っ赤だな。




「おやすみ」
「うん」




俺は麻帆の家を後にした。



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