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教室の窓から入る風に靡く麻帆の髪。
最近染めて、
明るい色になった。




「あ、麻帆ちゃん!」
「ぇ?」
「それは委員会のプリントだから捨てないで」
「あ、ごめんなさいっ」




またやってる。
まったく…天然すぎ。




しかも…
背中白チョークついてるし。




「麻帆っ」





しょうがなく俺は麻帆を呼んだ。
すると教室中を見渡し、
俺を見つけ寄ってきた。




「どうしたの?」
「後ろ向いて」
「あ、うん」




素直に背中を向ける麻帆は…無防備!!
他の男に言われてもこいつは……
絶対背中を向ける!




そんなことを思いながら、
麻帆の背中を優しく叩いた。




「チョークついてた」
「あ、ありがと」




ちょっと照れてお礼を言う麻帆は可愛い。



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