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「お菓子なに買ってくるかな?」




あたしは笑顔で健くんを見た。
でも…
健くんは黙ったまま。




「健くん?」





急に立ち上がったかと思うと…
え、えぇ!!!
なにこの体勢…?




床に倒れたあたしの上に
健くんが跨った。




「ちょ、健くん!どいてっ」
「俺さ…ずっと麻帆がスキだった」
「重いよっ」





健くんは退いてくれる気配さえない。



「スキって恋愛のことだから」
「ぇ…」
「比呂なんてやめろよ」
「…っ」




いつの間にか…
健くんとキスしてた。




放心状態のあたし。




現実に戻ったあたしは、
健くんを精一杯押した。




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