どっちの姫がお好きですか?
「じゃ・・・帰り迎えに行く。」

「うん・・・ありがと。じゃあね。」

ガラッ

「「「「ヒュ~ウ♪♪」」」」

「は!?」

教室のドアを開けた瞬間いろんなクラスメートが

冷やかしてきた。

悔しがってる子もたくさん。

「お熱いですわね~」

「そうですわね~」

「ちょっとやめてよ!!!」

私の周りはいろんな人で群がった。

でもただ一人、席に座って本を読んでいる人がいた。

大樹だった。
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