どっちの姫がお好きですか?
教室の先には目の疑う様な光景があった。

制服のシャツが半分はだけている準。

失神している奈央。

準の浮気相手は奥で怯えているようだった。

「杏・・・・」

「何してんのよ、準」

うつむきながら、ちょっと低めの震えた声で言った。

「それは・・・その・・・」

バシッ・・・・!!!!!

「最低っ!!!!!!!!」

ついに準の頬を叩いてしまった。
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