どっちの姫がお好きですか?
「おっ・・・おまたせ~。

待った??」

息を切らして走ってきた大樹。

「うん!!!すっごい待った!!!!」

「ごめんな~。なかなか合格できなくて。」

「ほんっとバカだね~~」

「杏が頭いいんだよ。」

・・・といつもの会話してる場合じゃなかった。

「あ・・・あのさ、大樹」

「んあ~?」

「・・・・ちょっと話あるんだけど」

「気色わりーなあ!何??」

「実はさ、ずっと前から王子が好きで今日告ったの」

「王子って・・・竜崎 準??」

「うん。そう」
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