どっちの姫がお好きですか?
ちょっと眠そうに、微笑みながら

「・・・ぉはよ、後藤さん。」

「お・・・・お・・・・おはよっ竜崎くん。」

だいぶ緊張気味。

会話もなく、淡々と歩いていった。

「あのさ、」

「ぅええ!?!?」

いきなり話しかけられて声が裏返っちゃった。

超恥ずい!!

王子はクスクス笑っている。

「あはは・・・あのさ、俺らもう付き合ってんだから

名前で呼ばない?お互い」

「え、えあ・・・うん。」
< 9 / 42 >

この作品をシェア

pagetop