Dear俺様教師【完】
男の手が、私の太ももに触れた。
嫌だ・・気持ち悪い・・・・嫌だ・・・
触らないで・・・
「いや・・・お・・ねが・・いやめ・・・て」
もう涙しか出てこない。
男の手は止まることなく、私のスカートに手をかけた。
その時・・・・・
"バーーン!!"
「なんだ?!」
トイレのドアが揺れた。
尚も続く、何かを壊す音
"バーーン"
"バーーン"
その度にドアが揺れる。
その音と共に聞こえてきた、聞き覚えのある声。
「実来、居んのか??」
明らかに低い声の菅野蓮の声・・
「せ・・・先生・・・」
泣いてるせいで、あまり声が出せない。
トイレにものすごい音が響いて、今まで鍵がかかっていたドアが、倒れた。
そこに立っていたのは、冷たい目の菅野蓮だった。