Dear俺様教師【完】
*潮風キス
時刻は、午後3時。
先生に助けてもらって、今は先生の家。
あれからもう2時間は経っているのに、触れられた所の感触がまだ気持ち悪い。
それに・・あの時の先生の目も、普通の目じゃなかった。
私は、キッチンに立つ先生を見つめた。
"バチッ"
目があった。
先生の家は、カウンターキッチンで、洗い物している時は、食卓テーブルと向かい合わせになる。
「なんだ??」
「い、いえ・・・」
「俺の顔に何かついてんのか??」
「いや・・ついてないですけど」
「じゃ、俺の美顔に惚れたか??」
「・・・・・ハァ・・はいはい。惚れましたぁ~」
何なのよ。
『俺の女に手出してんじゃねーぞ』
この言葉とあの目が、頭の中を駆け巡る。
私を助けてくれたんだよね・・・