Dear俺様教師【完】





「せ、先生・・・・??」


「まだ忘れられないのか??宍戸の事。」




もうダメ、我慢できない。


私は下を向いて、小さな声で言った。





「・・・・だってッ・・・す・・好きだ・・ッたんだもん・・ッヒック・・・」



その瞬間、先生が私を抱きしめた。




「先生・・・・やめて下さい。」


「ダメだ」


「・・・・ズルイ・・・・」



ズルイよ、先生・・・・・。

こんな時に優しくして。




「実来、悪い・・約束破る・・・」


「え・・っンン!!」



先生の唇が、激しく私を求める。



「・・・・ンン・・・ハァ・・ンん・・・」



静かな海に、唇と唇が触れ合う音だけが響く。


その味はちょっとしょっぱかった。



潮風が私たちを優しく包んだ。




「・・・・・ンハァ・・///せ、先生・・・」



先生はゆっくり唇を離した。



「約束破っちまったな」


「・・・・・バカエロ教師」




自然と、嫌ではなかった。

私、変かな??











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