Dear俺様教師【完】
*殺して下さい
-実来 side-
日曜日、朝。
土曜日は、少し先生の事が気がかりで、あまり何もする気にはなれなかった。
だけど、今日は章吾とデート。
少しでも暗い顔は出来ない。
先生は、「また裏切られたいのか??」って言ってたけど、それはあまりにも酷い言葉。
先生は、章吾が一度裏切ったからってムキになってたに違いない。
私が章吾を信じる気持ちだって、分かってもらえなかったし・・
「あ~!!もう!!この事は忘れて、準備準備!!」
章吾との待ち合わせは夕方5時。
あと2時間はある。
少しオシャレしていこう~・・
私は完璧に、恋する乙女。
でも、恋をする喜びは、女の子にとって・・大事な事なんだ。