Dear俺様教師【完】
腕を組んで偉そうな女子が言った。
「あんた、バカじゃないの??」
まさか・・・と、嫌な予感が身体を駆け巡る。
「何本当に来ちゃってるわけ??」
女子達は笑っている。
騙され・・・・た??
言葉が出なかった。
こんな事信じたくないという気持ちだけが、頭をグルグルしている。
「何で・・こんな事・・」
「何で??あんたが悪いんじゃないわけ??」
私が・・悪い??
「何でかは、本人から聞いてみなよ」
「本・・人??」
すると、木の影から・・章吾が出てきた。
「・・・・章・・・吾・・」
その章吾の顔は、昨日の顔とは全く真逆の顔だった。