Dear俺様教師【完】
すると女子の一人が笑いながら言った・・・。
「あたし等の保健室での演技、上手かったでしょ??」
「真希と章吾君が別れた事間に受けちゃって、バカみたい」
「ネチネチした性格だと男にモテないよ??・・フフ・・」
あそこから私を騙す計画が始まってたんだ。
「じゃ、俺ら帰るから・・ほんと、もう俺に好意を持たないでね。じゃーね実来」
「章吾君は、真希のモノなのよ」
「あんたはせいぜいそこら辺の親父に身体売ってな」
「あんたはそっちがお似合いだよ」
そう言って、章吾達は帰っていった。
これは何??
イジメか何か??
私、真希に何かした??
2人を邪魔するような事した??
ただの不安から、こんなにも酷い事が出来る人達だったの??
真希にとって、私はそんなに邪魔な存在だったの・・。
これで真希の不安が、完全になくなるとは限らない。
また一ヵ月後、二ヵ月後、三ヵ月後・・・半年後でもその不安が出てくるかもしれない。
その度に私は標的になるの??
もう・・・・・嫌だ。
私の心は、完全に闇に支配された。