Dear俺様教師【完】





すると女子の一人が笑いながら言った・・・。





「あたし等の保健室での演技、上手かったでしょ??」


「真希と章吾君が別れた事間に受けちゃって、バカみたい」


「ネチネチした性格だと男にモテないよ??・・フフ・・」




あそこから私を騙す計画が始まってたんだ。




「じゃ、俺ら帰るから・・ほんと、もう俺に好意を持たないでね。じゃーね実来」


「章吾君は、真希のモノなのよ」


「あんたはせいぜいそこら辺の親父に身体売ってな」


「あんたはそっちがお似合いだよ」




そう言って、章吾達は帰っていった。






これは何??


イジメか何か??


私、真希に何かした??


2人を邪魔するような事した??


ただの不安から、こんなにも酷い事が出来る人達だったの??




真希にとって、私はそんなに邪魔な存在だったの・・。




これで真希の不安が、完全になくなるとは限らない。


また一ヵ月後、二ヵ月後、三ヵ月後・・・半年後でもその不安が出てくるかもしれない。


その度に私は標的になるの??



もう・・・・・嫌だ。




私の心は、完全に闇に支配された。








< 172 / 328 >

この作品をシェア

pagetop