Dear俺様教師【完】
「では菅野先生と吉野先生は、向こうのゲームセンターとカラオケBOXをお願いします」
「わかりました」
俺の見回りパートナーは、28歳の歴史担当、吉野和馬。
吉野先生は、アゴヒゲが似合うガッチリした体型の先生だ。
「いや~しかし・・・教頭もここまでやらなくてもいいと思うんだがなぁ」
「ええ、そうですね」
吉野先生は腕を組み、俺に言った。
吉野先生は気さくでマイペースな人。
「子供は遊びが仕事なんだからな!!ハハハッ!!」
「まぁ、深夜を歩くのはどうかと思いますがね・・」
俺達はそんな話をしながら、ゲームセンターに向かった。