Dear俺様教師【完】





「吉野先生!!すいませんがコイツらお願いします!!」


「お~いっ菅野先生?!」



俺は、生徒らを吉野先生に任せて、実来の姿を追った。




街外れに向かって歩いている。


今は夜の10時過ぎだぞ??


何やってんだアイツ。



しかも何であんな親父の後ろを歩いてるんだ?!



宍戸と一緒じゃなかったのか?!



俺は今の状況が読めず、焦っていた。



俺が焦る事など滅多にないのに・・



嫌な予感が、当たった気がする。






「ちょっと待った」






町を抜ける寸前、俺は実来の腕を掴み・・その足を止めた。








< 178 / 328 >

この作品をシェア

pagetop