Dear俺様教師【完】
「吉野先生!!すいませんがコイツらお願いします!!」
「お~いっ菅野先生?!」
俺は、生徒らを吉野先生に任せて、実来の姿を追った。
街外れに向かって歩いている。
今は夜の10時過ぎだぞ??
何やってんだアイツ。
しかも何であんな親父の後ろを歩いてるんだ?!
宍戸と一緒じゃなかったのか?!
俺は今の状況が読めず、焦っていた。
俺が焦る事など滅多にないのに・・
嫌な予感が、当たった気がする。
「ちょっと待った」
町を抜ける寸前、俺は実来の腕を掴み・・その足を止めた。