Dear俺様教師【完】
マンションに着いて、実来をソファーに座らせた。
俺は、実来の向かいに座った。
「宍戸と一緒じゃなかったのか??」
「・・・・・・・」
「宍戸と何があったんだ」
「・・・・・・・・・」
実来は、下をうつ向いたまま顔をあげない。
「・・・・・・・また、裏切られたのか」
実来の身体が、ピクリと反応した。
「俺の言った通りだったってわけか・・・」
すると実来は、初めてコクリと頷いた。
「何て言われたんだ宍戸に・・・もう死にたいって思った程、酷い事でもされたのか??」
「先生・・・・・・」
「何だ??」
「ごめんなさい・・」
実来は急に、俺に謝った。
「答えが違うぞ??俺が聞きたいのは、宍戸と何が・・・・・「ごめんなさいっ!!」
実来は、目にいっぱいの涙を浮かべて、俺に謝った。
俺が聞きたいのは、そんな事じゃない。