Dear俺様教師【完】
優しい先生。
優しい言葉。
そして、優しい温もり。
先生の胸で泣いてた時、そう感じたのは確かで・・・。
だからすぐに泣きやめた。
だからすぐに笑顔になれた。
すべては先生のおかげ。
先生は私を何だかんだで助けてくれて・・・。
だけど、そんな先生に甘えてばっかりで、助けてもらうばっかりで・・・。
私は先生を傷つけたのに。
私は先生に酷いこと言ったのに。
だから私は決めたの。
先生が困ってたら私が助けてあげよう。
先生だけは、絶対に傷つけないでおこう。
先生ともっと一緒に居たい。
先生ともっと話したい。
先生の笑顔が見たい。
そう、この気持ちは少し似てる。
"恋"に。
私が章吾を好きだった頃とはちょっと違うけど・・・。
だけど、私が先生に対する気持ちがはっきりしたのは・・ある人が現れてからだった。