Dear俺様教師【完】
【Lesson.6】
*兄貴の女
-蓮 side-
「実来、今日は休むのか??」
「・・・・・ダメですか??」
「じゃ、この家から一歩も出んなよ」
「はい。わかりました」
実来はあれから俺の家に泊まった。(言っとくけど、何もしてねーぞ??)
翌日、まだちょっと宍戸の顔を見る自信がないからと、学校を休みたいと言い出した。
俺にとっちゃ都合が良かった。
だから、休む事を許した。
宍戸に、人を裏切るとどうなるか味あわせてあげようじゃないか・・。
まぁ少し手荒な感じになるがな。
下手したら俺・・学校に居れなくなるかもなぁ・・。
まっ、これも実来を傷つけた罪だ。
ああ・・・楽しみだ。
「せ、先生・・・??」
「何だ??」
「何不気味に笑ってるんですか??」
「別に・・それより、36Pと37Pちゃんと勉強しておけよ。英語」
「ええ・・」
「ちゃんと出来てなかったら、俺がみっちり今日の夜にスパルタで教えてやる。そうなったときには感謝しろよ」
「ちゃ、ちゃんとやりますーー!!」
「よろしい・・じゃーな。あ・・それと、誰か来ても高橋以外は開けるなよ」
「わかってますよっ。いってらっしゃい!!」
そして俺は学校へ向かった。