Dear俺様教師【完】
-実来 side-
今はお昼、先生が作ってくれたご飯をレンジで温めてた。
「ピラフかぁ・・美味しそうっ」
レンジの中で回るピラフを眺めていた。
"ピーンポーン"
「え・・誰?!・・・」
私は、そっとドアののぞき穴から見た。
「高橋さん??」
ドアの前に立っていたのは、高橋さんだった。
だけど、様子が少し変。
(どうしたんだろう??確か、高橋さんは開けてもよかったよね・・よし)
"ガチャ"
「あ・・・岡田・・様」
「高橋さん、どうしたんですか??先生なら・・・」
コツ コツ コツ コツ
マンションの廊下に響く、ヒールの音。
その音の方向を見る。
そこには、綺麗な女の人が立っていた。
その人は、私に笑顔を向けて・・・
「こんにちわ・・・」
と言った。