Dear俺様教師【完】





-実来 side-



今はお昼、先生が作ってくれたご飯をレンジで温めてた。



「ピラフかぁ・・美味しそうっ」



レンジの中で回るピラフを眺めていた。




"ピーンポーン"




「え・・誰?!・・・」



私は、そっとドアののぞき穴から見た。



「高橋さん??」



ドアの前に立っていたのは、高橋さんだった。


だけど、様子が少し変。



(どうしたんだろう??確か、高橋さんは開けてもよかったよね・・よし)



"ガチャ"



「あ・・・岡田・・様」


「高橋さん、どうしたんですか??先生なら・・・」




コツ コツ コツ コツ




マンションの廊下に響く、ヒールの音。


その音の方向を見る。





そこには、綺麗な女の人が立っていた。




その人は、私に笑顔を向けて・・・




「こんにちわ・・・」




と言った。








< 193 / 328 >

この作品をシェア

pagetop