Dear俺様教師【完】
*確信した想い
-実来 side-
先生に抱きしめられて、つい拒んでしまった。
嫌だからじゃない。
恥ずかしかった。
急でビックリした。
何??この感情・・・。
今まで先生に抱き締められたりした時は、こんなに恥ずかしいって思わなかったのに・・。
確かにドキドキはしたけど、それは先生の香りと先生の綺麗な顔にドキドキしてただけで・・・。
それに・・・・
『・・・・蓮の事が、本当に好きなのね・・』
桜子さんが言ったこの言葉。
ずっと、頭の中でグルグル回ってた。
私が・・先生の事を・・好き??
確かに、先生の味方で居たいとか、
先生の傍に居たいとか、
先生の事知りたいとか、
他にもたくさん・・思ってきたけど・・・
だけどそれは、その・・一人の人間としてそう思ったわけで・・
友達としてっていうか・・
助けてもらった恩返しというか・・
一瞬・・・先生にキスされた時の事を思い出した。
心臓が飛び出そうなくらい波を打っていた。
顔が熱くなったのも分かる。
うそ・・・
凄いドキドキいってる・・・
何で・・・