Dear俺様教師【完】





私の腕を掴む手が、弱まりそうにない。


本当に帰さない気だ。




「先生、本当に何でもないんですって!!」


「本当か??」


「はい!!本当に、急に抱きしめられたからビックリしたんです!!」


「そうか・・・・」




まだ疑っている目だけど、手を離してくれた。




「・・・フゥ・・」


「飯、食ってくだろ??」


「え?!ご、ご飯ですか??」


「ああ。・・・・まさか・・・俺がせっかく作るってのに、「食べないで帰ります」ってのはないよな??」


「はい・・食べます。」


「・・いい子だ」




いつもの先生と私に戻ったのはいいけど・・・私のモヤモヤは晴れない。


先生が好きかもしれないって分かった途端・・先生と一緒に居ると心臓がドキドキして止まらない。


しかも、2人きっりで・・・。




高橋さん・・戻ってこないのかな(涙)








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