Dear俺様教師【完】





"ギーー"



「こちらでお待ちください。只今、坊ちゃまを呼んでまいります」


「ああ。分かった」




そして秀さんは、リビングを出た。




「先生!!これどういう事ですか?!」


「これって??」


「誰ですか??坊ちゃまって!!」




私は先生にヒソヒソ話で話した。



「そんなにヒソヒソするな・・別に怪しい所じゃない」


「だって・・・」


「坊ちゃまってのは、お前の家庭教師だ」


「なんだ・・家庭教・・・・はぁぁ?!」


「うるさいぞ・・・実来」


「家庭教師って何ですか?!」


「言葉のままだ」


「私聞いてませんよ?!」


「言ってないからな」


「何で言わないんですか?!」


「言ったらお前、来ないだろ??」


「・・・うっ・・」




いや、たぶん来たと思うけど・・


先生と一緒だし・・




って!!今はそんな事気にしてる場合じゃない!!



その時、リビングのドアが開いた。








< 235 / 328 >

この作品をシェア

pagetop